あからさま過ぎてげえっと思うような事。そんな事ぐらいで、とか言われるのではないかと思って、平素人に明かす事もなく、もやもやしたままぐっと堪えてやり過ごして来たような類のいやーな事。自分もわかるそれ、凄くわかるそれ、な事も多く。より辛い。ピンポイントで辛い。恥だと思って押し殺していた感覚なども蘇って来て辛い。そんな事ばかりで辛い。それでも、笙野頼子だから読める。思い出しても笙野頼子を読めば自分もやって行ける。笙野頼子がいるので自分は大丈夫だと思える。
笙野 頼子
河出書房新社
売り上げランキング: 1,280,648
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