そもそも見た目がまずかっこいい金井美恵子。金井美恵子の見た目もめちゃめちゃ好き。ああ、この手強そうな…崩せなさそうな…都合の悪そうな…一筋縄ではどう考えてもいかないような感じ…金井美恵子かっこよすぎる…!
そして著書目録を眺める至福。外も中も含む、本そのものが至福。立ち上ってくる。その本を読んでいた時分のすべて、金井美恵子の言葉を読む事で私が生きた時間、私が生き直した時間。或いはその本を見つけ、手に取り、購入し…持ち帰り、自分の本棚に入れ…取り出して、読んで、しまって…そこにある事を、所有している事を、覚えている事を、幾度となく確かめる、そう言った時間のすべて。至福であり、快楽であり、喜びである、すべて。眺めているだけで、立ち上ってくる。ずるずると、引き出され、込み上げてくる。
あとは黒田夏子と朝吹真理子の金井美恵子が好き。金井久美子のインタビューもよかった。金井美恵子の本、一冊一冊が至福である事の当然さ。
早稲田文学会
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